これがロックだあれがロックだ言っている奴は絶対に読まないでほしいおすすめ本。「YouTube革命 メディアを変える挑戦者たち」
米YouTube副社長が明かす本。
「ロックとは」みたいなことを、うだうだ話している人って、今までの歴史に残るようなロックに関わる知識をあたかも自分の武勇伝かのようにべらぼうなドヤ顔で話を押しつけてくるけど、結局本人はただ酒飲んで「ああ今日も楽しかったおつかれ!」と言って音楽聴いて寝るだけの人が多い。
そんなただの酔っ払いが、DJの事を「ドヤ顔で人の音楽かけているだけ」と言ってしまうもんだから驚き。
そんな人の話に付きあっていると本当に時間がどんどん奪われていってしまうから、今まで歴史に残ってきた人たちの事を勉強したら、ひとまず自分の中だけでしまって置くか、話を押しつけるのではなくてブログにでも残しておいて、じゃあこれからの時代、僕らはどうしていこうかと新しいことについて話していった方が絶対に自分たちのため、誰かのためになると思う。
成功例しか信じない、勝者のケツをただただ追いかけまわしているような人間には、もってこいの本。
- 作者: ロバートキンセル,マーニーペイヴァン,Robert Kyncl,Maany Peyvan,渡会圭子
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2018/03/15
- メディア: 単行本
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この本が「さぁ!みんなもユーチューバーになろう!」と言っている様に感じ取ってしまった人は、これ以上この記事も読まないほうがいい。
この本を読めば、今までどんなふうにYouTubeが今の時代の重要な存在になっていったかはものすごい解りやすく書いてある。
YouTubeは、前例に無いことで大きくなった。
否定され続けても尚、自分だけの道を信じて進み、YouTubeを使って表現した人たちがYouTubeと一緒に大きな成功を収めたこと。
でもこの本だって、今となっては過去の前例にすぎない。
何よりも見習わなくてはいけないところは、道なき場所に大きな道を作る事を成し遂げたこと。
SHEENA & THE ROKKETS 鮎川誠さん「俺が君たちくらいの年代の若者やったら、もう絶対インターネットにのめりこんどうよ。ロックやっとらんばい」
糸井重里さんと孫泰蔵さんの対談で、孫さんが鮎川誠さん(シーナ&ロケッツ)とインターネットのことで、話した時のことが書かれている。
もし、鮎川さんの若い時代にインターネットがあったらロックはやっていなかったと話していたそう。
「ロック」や「パンク」の言葉の本質。
このバンド「ロックだね~」とか「パンクだね~」と言う言葉を良く耳にしてきたけど、ロックだのパンクだのっていうような言葉は、元々音楽性から来ているわけでは無い。本質は「生きざま」にあるもの。ロックやパンクな精神で生き、たまたまそこでかき鳴らした音楽の雰囲気や要素がロックだったりパンクになっていっただけ。
だから、生きていく中である程度のサルまねの時期を通り越したら、後は新たなスタイルで自分と言う人間を見つけながら貫いていかないといけないと思っている。
だから、この本に書いてある通り、ジャスティンビーバーの売れ方や生き方、革命を起こしたユーチューバーだって、ロックやパンクと呼ばれるものに近い存在なんじゃないかと思いました。
でも、本当に本当に君たちがマッシュルームカットにして、バンプオブチキンをやりたいといい、それが信念で、それで死んでもいいと思えるのであれば、僕はそれでも良いと思う。
- 作者: ロバートキンセル,マーニーペイヴァン,Robert Kyncl,Maany Peyvan,渡会圭子
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2018/03/15
- メディア: 単行本
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YouTube革命 メディアを変える挑戦者たち (文春e-book)
- 作者: ロバート・キンセル,マーニー・ペイヴァン
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2018/03/15
- メディア: Kindle版
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