朗読劇「ちょっといいはなし 」シリーズの良さはちょっとどころじゃなかった。
本日は、東京都世田谷区の千歳船橋にある、「APOC Theater(アポックシアター)」へ。
友達のお誘いで、朗読劇を見に行って来ました。
朗読劇「ちょっといいはなし」シリーズの良さは、
ちょっとどころじゃなかった。
朗読劇ってみなさんはどんなイメージがありますか?
テレビとかではめったに放送されることはないので、お目にかかったことがない人も結構いると思うんだけど。
でも、今回見に行ったVoiceHeartという声優塾が主催の朗読劇「ちょっといいはなし」シリーズの良さがちょっとどころじゃなかったので、ブログに残しておきます。
朗読でこんなにも胸がキュッとなり、ウルっとするなんて思ってもいなかった。
朗読劇という名前や概要だけでは朗読の魅力は分からない。
もっと良い呼び方を作るなら何としよう。
小説と映画の中間的なもの
朗読劇は、人物の表情と声だけで物語を伝えられるため、その場面場面の風景や空気感など、人物像とセリフ以外の部分は自分自身の頭の中で想像したものを自由に当てはめて物語を進めていくことができる。ほんと簡単にいうと、小説と映画の中間的なもの。
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小説は文章だけで表現。
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朗読劇は文章に感情を込めて読んで表現。
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演劇は舞台のセット上で演じて表現。
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映画はセリフも含めた音や映像で表現。
映画のように物語の中の全てが映像で表現されているから面白いわけではなくて、小説負けする映画があるように、朗読は小説、映画、演劇にも勝る要素がある。
言葉を伝える声だけで、十分なほど世界観を感じることができた。
それに、自分で想像した風景などが混ざっているので、残像のように記憶に残る。
大げさでもなんでもなく夢でも見ていたような感覚。
感情がダイレクトに入ってくる
声だけで十分なほど朗読劇を楽しめる理由はここにあると思った。
舞台上に、人物と声の情報しかないことが逆にいい効果を生み出し、声を通して飛んでくる感情が、何かに邪魔される事なくダイレクトに聴く側の心に入ってくる。
テレビとか映画、演劇のように、風景の情報なども一緒に与えられる事で、良くも悪くも感情の部分のリアルさが薄くなる。
人物の感情や表情から情景を感じ、その場面場面の景色を自分で想像しているため、ずっと感情移入している状態。
泣けるわけです。
音楽も似ている部分がある
音楽にも似たような部分がる。
歌モノの曲をがっつり壮大なバンドサウンドで演奏するよりも、実はアコギやピアノの弾き語りで歌を届けるほうが、ジーンとくるパターンも同じことだと言える。
朗読劇で、人の喜怒哀楽の心地良さを知ることができた。
もし、何かのきっかけで朗読劇に行ける機会があったら、迷わず見に行ってみてください。