みなとみらい.TOKYO

雑記中の雑記ブログ

この漫画どうなの。「漫画 君たちはどう生きるか」を読んで君たちはどう感じるか。

正直、この本がでっかく宣伝されている意味が分からなかった。

漫画 君たちはどう生きるか

漫画 君たちはどう生きるか

 

この本を読んで、君たちはどう感じるか。

正直なところ、僕はあんまり面白くなかった。
終わった瞬間あっけらかんとした。

Amazonで高く評価している人の気持ちを疑ってしまうほどの消化しきれない思いが残る。そして、何で本屋で大きく展開されていたのかも意味不明。
久しぶりに低評価しているひとに共感してしまった。(いやだけど)

漫画とは言えない、小説とも言えない、絵本ほど深くない。

漫画の部分が意外と少なく、物語の中でコぺル君がもらったおじさんからの手紙に書かれている文章の部分が多く、漫画を読む気持ちでいたのに、たくさん並んでいる活字に酔い、疲れて眠くなった。何度うとうとしたかわからない。
たくさん文章が書いてあるのにもかかわらず、内容の容量は絵本程度、でも、絵本のような深みが無い。

頑張って最後まで読んだけど何もやってこなかった。

眠くなる中、これから何か面白い内容が来るかもしれない。と思って頑張って読み続けたけど、一向にクライマックスがやってこない。ちょっとした友達の友情の場面を見せられて、あっけなく物語の終わりを迎え、

あれ、これで終わり!?

と言葉が出そうになった。

友情のシーンで少し泣いたけど。
でも、ここで泣くしかなかった。
ここで泣かなかったら、自分の気持ちが1つも納得いかないまま終わっていた。

漫画 君たちはどう生きるか

漫画 君たちはどう生きるか

 

小・中学生たちは読んでどう思うか。

この本のターゲット層は大人じゃない。
だから違和感を覚えるし、この本の小説を読んで感動された池田彰さんとの時代とは全く違う。

この本は中学生や小学生、まだ日常の中の未知なる世界が待ち望んでいる子たちに必要な本なんだ。

ぶつかった問題に対してどう乗り越えていけばいいのか分からずに友達を裏切ってしまったり、人を傷付けてしまったり、判断がつかない事が沢山あったり、まだまだどこにでもいけるような、いくつもの可能性を秘めた小学生・中学生など、コぺル君と同世代の方々が読んだ方が響くかもしれない。

小説も読んでみたほうが良いのかも。

ベストセラーになったり、何らかの賞を取った小説が、映画化されたりすると、とてもつまらなくなってしまうことがよくあるように。小説が漫画化されても同じ現象になる可能性がある。

つまらないと感じてしまった漫画と同じ内容の小説を見るのはちょっと億劫だけど、今見ている本を読み終えたら見てみようかな。