落合陽一の「これからの世界をつくる仲間たちへ」を読んでほしい仲間たちへ。
「これからの世界をつくる仲間たちへ」を読んで。
これからの時代のヒントが明確に書かれている。
コンピューターに飲み込まれるな
仕事がどんどんコンピューターに取られていくという内容は色々な本やネットの情報などで良く書かれていることだと思う。
でも、それに対して事細かく説明してくれている情報はあまり見かけることが無い。
この本では、そういう細かな内容や、想像もしなかった裏付けを知ることができるので、僕はすごくお勧めします。
これからをどうやって生きていくか、第一歩を踏み出せる力になると思う。
落合陽一=ロジカル
落合さんほど論理的に物事を説明する人はいない。落合陽一と書いてロジカルだ。
落合さんは、とても論理的に滞りなく説明してくれるので理解しにくい世界でも、読んでいて「なるほどなぁ」となる部分が多い。
さらに、その話の例えも面白いのでその世界に入ることができたような気分になる。
中学校の時、勉強がつまらなくて嫌いだった僕を数学で夢中にさせてくれた、岩瀬先生のことを思い出します。(個人的すぎ)
岩瀬先生も、中学生にも分かりやすいように、身近なもので例えたり小話をしながらついでに数学を教えていくような感じで、あえて数学を隠しながら教えていく。
ニンジンが嫌いな人にニンジンを食べてもらえるように、細かく刻んで、好きなカレーの中にこっそり入れ、食べて美味しいと言わせてから「実はニンジン入っているんだー」ってぶっちゃけるような感じ。
教える人が違うだけで、その人が影響される可能性が変わるってまさにこういうこと。
コンピューターに飲み込まれたくなければ、魔法使いになれ。
そのうち、コンピューターがほとんどの仕事(作業)をやるようになる。
今現在、与えられた仕事(作業)をしているだけだと、いずれは仕事がなくなるか、最終的にはコンピューターから仕事を与えられるような状態になってしまう。
今までの時代から、これからの時代がどうなっていくのか。その上でどうやって生きていけばいいのか。
魔法使い落合陽一の視点から書かれた、魔法使いになるための第一歩を踏み込むための本。
何かに頼って生きようとしていた自分の甘えを取り除き、自分自身の意思をもっと前面に出して、何かを生み出さないといけないんだと思わされた。
もう、時代の所為には出来ない。
コンピューターがなんでもやってくれるから、楽になるわ〜なんて思っていると、コンピューターに自分の立場を取られる。
それを防ぐためには、コンピューターが入ることのできない場所を見つけて生き続けるしかないのかもしれない。
本当にやる人は時代とかタイミングとか関係なく、根本的にできる人間であることだと思う。