みなとみらい.TOKYO

雑記中の雑記ブログ

バンドが解散する理由から教わる事

f:id:onthevillage:20171218022511j:plain

Twitterとかのタイムラインで流れてくる情報の中でバンド関連をフォローしている人たちは、当たり前のようによく見る話題だと思うけど、バンドというものはすごい頻繁に解散していることが分かると思う。

 

恋人が別れていくように、バンドもすごい確率で解散をしていきます。

 

友達と待ち合わせして遊びに行って「今日も楽しかったね~~」と言いながら最寄りの駅で解散するくらいのノリでバンドも解散し、少し時間を置いて、何もなかったかのように復活するバンドもあります。

 

どんな理由で解散し、どんな理由で復活するとか、実際に表沙汰になっていないこともあります。

僕が今まで活動してきた2つのバンドも解散をしました。
最初は楽しかった。でもいつの日かスタジオが苦痛に感じるようになり、面白さを感じなくなる。

でも、それはなぜなのか、今後の自分の活動のためにも、当たり前のようでなかなか気づきにくい部分を僕なりの角度でに書いていきます。

 

バンドが解散する根本的な理由。

 

もともとそんなに仲が良くなかった。

ずばっと最初にこの理由から書いてみる。ただバンドで売れるためだけに組まれた人間同士だと、数字が取れない期間(つまり赤字の期間)が長くなればなるほど、解散する確率は高い。売れるためだけ以外にバンドを組んでいる理由が無いので、組んでいるバンドを守る理由もない。自分の夢を成功させるならもっと違う人間や場所があるんじゃないかと思うようになり、解散していく。

でもこれは売れるために頑張っているバンドからしたら別に普通のこと。

ただ、これが幼馴染で本当に仲が良く、こいつらと組んだバンドじゃないとやっている意味がないんだと強く思える関係である場合、売れていなくても、それ以前にメンバー同時の深い想いがあるから、活動しているだけで楽しくて、その想いをつなぐためにやっていけるんです。

 

ボーカルがワガママ

「ボーカルはわがままなものだ」とか言ってくる人もいるけど、それは第一に売れる目的で組んだバンドが実際に売れて、それで生活ができていたり、ある程度の満足を得られていないと成立しない。
今回はあえてわがままなボーカルで焦点を当てたけど、ボーカルに限らず、バンドの中心人物がワガママでメンバーのことを考えられない人間であれば、みんな離れていく。
それはバイトでも普通の会社勤めでも同じように、上司がわがままで、部下のことを考えない行動をしていたら、いずれはみんな辞めていく。ただ、それがものすごい儲かっていて、部下も給料がすごいよかったら話は別。お金のために頑張って残る人もいると思う。
でも、ある程度稼いで、自分ひとりでもできるようなスキルを取得してしまったら、多分そのうちその会社をやめ、次のステップへ進める違う会社に入るか、独立して、自分で会社をやるようになると思う。それはバンドも同じである程度アーティストとしての個人的な知名度が上がれば、いくら売れているバンドでも離れていく可能性は高い。

これは僕も本当に反省しないといけない部分。
今思えば僕も本当にワガママでした。
今も反省しながら、活動しています。

 

音楽性が合わない。

これに関しては実際、それが理由で解散しているんだろうかと疑問が残るばかりだけど、音楽の趣味なんて少しはみんな違うものなんだし、そんな音楽性が合わないなんて言って解散するような人間は、単なる協調性のない人間としか思えないので、バンドなんてやらないで1人で音楽作っていたほうがいい。
と言うわけで、その理由は奥深いバンドの事情を隠す、ためのキレイごとの言い分け。

 

メンバーが脱退。

これはあんまり根本では無いですけどね。
メンバーによっては、別にコイツが抜けてもどうってことないだろうとか、大事なメンバーであっても新たに体制を立て直して頑張っていくんだ。と思っていても、実はこれバンドからすると結構な大打撃になる。誰か1人抜けると結構危険な状態になる。
奇跡的に新しく良いメンバーがそろってくれればさらに良くなる可能性もあるけど、なかなかそういうわけにはいかない。
自分たちだけじゃなくて、応援してくれる人たちのテンションも下がる大きな原因になる。

 

メンバーの本質的な良さを自分達が分かっていない

バンドって「上手ければ全て良し」なんてそんな簡単なことではない。メンバーがたとえ技術面が衰えていたとしても、その人が醸し出す雰囲気だったり、技術以外の部分が本質的なそのバンドの良さを作っていたりする。それなのに、技術ばかり求められ過ぎると、楽しくなくなる。メンバーの本当の良さを分かり合うことができず、居心地が悪くなって解散する。本質的なそのバンドの良さを分かっていない1つの例。(解散して気付いた)

 

これ以上輝けなくなった

これは河村隆一さんが、LUNA SEA解散の時に放った言葉ですが、これはもう別世界だし根本的では無い。解散してきたバンドの理由の中で一番インパクトがあったので、ただ書きたかっただけ。LUNASEAだからその言葉が通用するって感じですけど。そんなこれを言われたら、さすがにもうそれ以上、突っ込んだ話を聞くことができない。SLAVEたちは諦めるしかないですよね、こんな素敵過ぎる理由を言われたら。

 

この上に書いていあることって、専門的なことなんて書いてないし、バンドだけじゃなくて、日頃の人間関係にもつながる大切な事だと思ってます。だからバンドが長く続かなかったらと言って別の活動を始めたとしても、解散してしまったことについて反省していい方向に活かそうとしなければ、他の事も続けることはできないかもしれない。

 

逆に、一番最初に書いた「もともとそんなに仲良くなかった」という中の内容の通り、業務的で素っ気ない感じなので、あんまり人間味は無いけど、売れなかったから解散したという内容が人格的には一番問題が無いんだと思う。

で、バンドを長く続けるためにどうすればいいのか。

バンドが解散して、僕も色々考えました。
色々考えた結果、これに尽きるんじゃないかと思った。

 

次回は

バンドを長く続ける大事なこと

気が向いたらこれについて書いてみたいと思います。