みなとみらい.TOKYO

雑記中の雑記ブログ

Coldplayが時代の中で生き残ることが出来ている優しく心強い最高の理由。

Coldplayを聴いていて、分かったことがある。

まずは、2015年に発売したColdplayのアルバム「A Head Full of Dreams」を聴いてみよう。 

Coldplay

1997年にロンドンで結成。2000年、デビュー・アルバム『パラシューツ』とシングル「Yellow」の大ヒットにより世界的な成功を得た。現在までに総計6000万枚以上のアルバムを売り上げ、2000年代における最も成功したバンドのひとつである。『パラシューツ』は全世界で約900万枚、2ndアルバム『静寂の世界』は約1500万枚、3rdアルバムとなる『X&Y』は約1300万枚のセールスを記録した。ブライアン・イーノをプロデューサーに迎えた4枚目となるスタジオ・アルバム、『美しき生命』は2008年6月にリリースされ、約1100万枚のセールスを記録した。5thアルバム『Mylo Xyloto』は約800万枚、6thアルバム『Ghost Stories』は約400万枚のセールスを記録した。2015年12月4日に7thアルバム『A Head Full of Dreams』が発売された。「イエロー」、「スピード・オブ・サウンド」や2003年にグラミー賞「最優秀レコード賞」を受賞した「クロックス」、さらに「美しき生命」といった数多くのヒット曲があることで知られる。

メンバー

  • クリス・マーティン(ボーカル・ギター・ピアノ)
  • ジョニー・バックランド(ギター)
  • ガイ・ベリーマン(ベース)
  • ウィル・チャンピオン(ドラム)

Coldplayの音楽いろいろ

メンバー4人とも教師の息子という家柄の良さ。Coldplayはどんなバンドかというと、長い間、世界のトップクラスで活動しているのもあり、一言では表せられないほどの音楽性を持っているのはもちろんなんだけど、話はここから。

 

A Head Full of Dreams

上に貼ってあるアルバム「A Head Full of Dreams」はColdplayの一番新しいアルバム。初めてColdplayを聴く人からしたら、「Coldplayってこんな感じなんだね」って単純に思うかもしれないけど、今までColdplayを好きで聴いてきた人間としては、過去のアルバムと比べると随分と進化を遂げているので、過去作のものもきちんと聴いてもらいたい。

 

新しいアルバムを聴くたびにColdplayが放つ要素以外の他の音楽のニオイがする。

 

夫婦の中の会話でいうところの、妻が「あなたのジャケットから他の女の香水のニオイがする」の、そう、そのニオイ。(違う。)

 

Coldplayが変わってしまっていく寂しさもある。

でも、新しいものもやっぱりカッコよくて、なんだかんだまた追いかけてしまう自分もいる。

 

彼らは現状維持が好きじゃない。

今までの自分達の殻を破り続けている。

 

Coldplayは常に時代を意識して活動し、音楽や時代の変化に敏感で良い意味でミーハーでいる。その時代で起きている周りの問題もひっくるめて勉強し、良い部分を吸収して成長している。その時代をうまく音楽で生きようとしているってことだと思う。

 

冷静にきちんと音楽全体の時代背景を感じたうえで、Coldplayの音楽を聴いてみると。

あ、なるほどな。と思うわです。 

 

今までの自分たちの音楽性を守るんじゃなくて、

変わらぬColdplayという存在を守るために、常に変化している。

 

2000年に大ヒットしたアルバム「Parachutes」を聴いてみると分かるとおもう。 

全体的に、素朴で暗い印象を伺える。僕が一番最初に受けた印象は、この時期。

この時代に、絶頂期だったバンドと言えば「Coldplay」はもちろん、「Radiohead」「oasis」「Blur」「Travis」「Muse」などが目立ってヒットを飛ばしたり話題になっていたバンドだと思う。

そして、これらのバンドには素朴さと哀愁がある。

この時代背景をしっかり感じ取って音楽を作っていることが分かる。

 

Coldplayが大きく変化したところ

少し時代が変わって、2005年には、「Franz Ferdinand」や、「Arctic Monkeys」「KASABIAN」などが出てきて、ダンスロック要素のあるリズミカルなものが目立つようになってきたころ。

 

多分ColdPlay達は理想の曲が出来ずに悩んだと思う。「おれらにさ、次はどんなアルバムが作れるかなぁ。(僕の想像)」と。その悩んだ結果、制作したのが下のアルバム。

彼らは悩んだとしても、思った曲が出来なかったとしても、バカ売れはする。

それもまた味になる。

 

ただ、このアルバムは評論家や同業者からはとても評判が悪かったみたいで、

ヒットを狙ったかのような売れ線と揶揄され、ニューヨーク・タイムズ紙では「この十年でもっとも気にくわないバンド」となんともきびしい批評をされてしまうことになったらしい。※Wikipedia参照。

 

なにこのくそやろう!!」と怒りをあらわにした(していない)Coldplayは、黙ってはおられず、すぐに次のアルバムに取り掛かる。

 

そして、彼らは振り切りました。

俺たちの音楽は間違っていないんだと言わんばかりに。

 

若干の盗作問題とかもありましたが、全体的にすごくグイグイ来るアルバムで今までのColdplayとはもう打って変わって強気の一枚。

コールドプレイの新境地とクリスが自信をもって語る最高のアルバム。

 

このアルバムを作ったのには深い理由があった見たいです。

2005年の映画『40歳の童貞男』の中で「おまえはコールドプレイを聞いているからゲイだ」というセリフが大きな話題となって以降、ティーンエイジャーの間ではコールドプレイ・ファンだというと“オタク”“女々しい”などのレッテルを貼られてしまいがちであったが、クリスはこのアルバムにより、もうそんなことは言わせないと断言している。それこそが今回、このアルバムを作った動機でもあると語った。「このアルバムを作っているとき、なんでみんなが俺たちの作品を聴くのか証明してやりたいって思っていた。16歳が学校でコールドプレイのファンだって公言しても大丈夫なようにしたかった。このアルバムなら、彼らはそれほどからかわれなくて済むだろう。それが動機だよ。コールドプレイが好きでいいんだって、証明したかったんだ。」

 

こんなにビックなバンドなのに一切高飛車にならずColdplay本人たちから、リスナーに寄り添おうとしてくれているわけなんです。音楽性にも謙虚さが表れている。

スーパースターというよりはスーパーヒーロー。

 

Coldplayは自分たちの表現する世界を大切にしつつ、リスナーのこともしっかり考えながら創作も含めて活動をしてくれる、身の回りをとても大事にする最高のバンドだから、今までずっとトップで活動できているんだなぁと思う。

 

時代を生き抜こうとする人々にとても必要な音楽だと思う。

 

そんな彼らのYouTube貼っときます。

 

 

wmg.jp

coldplay.com